おとぼけくじら

おとぼけ一門の中でも、唯一（たぶん）ビーバーじゃなくて「くじら」を名乗っている、おとぼけくじら。
おとぼけ一門に吸収される時に「海が近いからビーバーよりくじらがいいな」となったのでは？（想像）。
大阪と和歌山の県境、最寄り駅は「孝子（きょうし）」。
自動改札の無人駅を降りて徒歩20分。
街灯もなく、車が通らないと真っ暗な国道26号線を歩いて行くうちにだんだんと不安に。
民家もまばら。
ホントに、こんなところにあるのか？おとぼけ！
和歌山駅を出たところで、不安だったので電話を入れたところ、何度コールしても出ませんでした。
やはり、すでに閉店か・・・
もし、なかったら、別のところへ入ろうにも、この辺にあるのかないのか、ものすご〜く不安に。
すると、車のライトに照らされて「ファイン」という店の看板が。
よし、これなら、おとぼけくじらがなくても、山の中で野宿することはない！
ということで、歩いていくと、ファインらしきネオンが山の向こうに見えました。
だんだんと近づくにつれ、何やら見覚えのあるフォントが。
これはまさしく、ビーバーフォント！あった。おとぼけくじら。




ふと、気づいたのですが、看板を出さずに、別のホテルにやって来て溢れた客をキャッチするのがビーバー商法なのかもしれません。
案外、商売上手です。
2階建ての棟と平屋の部屋に分かれた造りで、テイストは埼玉のビーバーに似ていました。
ピンクと水色を基調としたところも、ビーバー感が溢れていて、落ち着きます。
お帰りの際は、フロントに電話くださいと書いてありましたが、先に精算する方式だったこともあり、当然、電話をしても誰も出ませんでした。

メニューはお馴染みのビーバーメニュー。
ケーキを頼んだところ、違う種類のケーキを2つ持ってきてくれました。
ウェルカムドリンクは、紅茶とコーヒーを頼んだら、コップを入ったものが！
これまではどこでも、サンガリアのはちみつレモンやウーロン茶だったのに。
ビーバーはどこも侮れません！